参照とポインタ

参照とポインタ

 いよいよポインタです。今回は参照でできた事をポインタで試してみましょう。でも別段難しいってことはありません。ちょっと使い方が違うくらいです。

ポインタとは
 ポインタも参照と同じく、何かを指し示すものという意味です。学校の先生が使う銀色の伸び縮みできる棒やレーザー光線(ドットサイト)のことを「ポインタ」といいます。C言語のポインタも、これらと同じ、ある一点を指し示す機能を持ちます。

参照とポインタ  ポインタも他の変数を表す変数です。しかし、ポインタは参照ほど便利ではありません。想像するとしたら、水源を指し示す「住所」といったところでしょう。

 参照の場合には、ホースが水源に直接継ながっていたので、あたかも「ホースが水源そのもの」のように扱えました。
 ところが、ポインタの場合にはそうはいきません。ポインタには「住所」が書かれているだけです。たとえば「○○町1−2−3」とかいう風にです。火事になったときにそこにあるであろう放水栓へと行って水を汲むことになるわけです。つまり、ポインタは「確かに指し示すものを意味しているが、指し示すものそのものではない」のです。
 実際にプログラム上で使ってみて、ポインタとどのように違うのか調べてみましょう。
http://www.kab-studio.biz/Programing/Codian/Pointer/06.html